エクセルヒューマンとは?無料で物品をもらえるのがヤバい!

最近、空き地や駐車場に突然現れるプレハブ建物に「エクセルヒューマン」という看板を見かけて、気になっている方もいるのではないでしょうか。高齢者を中心に連日多くの人が集まっている光景を目にして、一体どんな会社なのか疑問に思っているかもしれません。

そこで今回は、エクセルヒューマンという企業の実態や、なぜ「やばい」と言われているのか、そして無料で商品がもらえるという噂の真相について詳しく解説していきます。この記事を読めば、エクセルヒューマンに対する理解が深まり、もし身近な方が関わっている場合にも適切な対応ができるようになるでしょう。

エクセルヒューマンの基本情報と事業内容

  • エクセルヒューマンとは何か
  • 取り扱っている商品の種類
  • デモインフォマーシャルという販売手法

エクセルヒューマンとは何か

エクセルヒューマンは、大阪府堺市に本社を置くEH株式会社が展開するブランド名で、1964年創業という半世紀以上の歴史を持つ企業です。「いいもの真っすぐ」というキャッチコピーのもと、製造小売業という形態で商品の企画から製造、販売まで一貫して手がけているのが特徴といえます。

注目すべきは、パナソニックやタイガー魔法瓶、フランスベッドといった名だたる大手メーカーと提携している点でしょう。これらの企業が取引先として選んでいるのは、従来型の小売店では難しい丁寧な接客姿勢を評価してのことだと説明されています。

全国各地にプレハブ形式の会場を設置し、期間限定で営業を行うという独特のスタイルを採用しています。この機動的な展開方法は、地域ごとに異なる顧客ニーズに柔軟に対応するための戦略なのかもしれません。

取り扱っている商品の種類

エクセルヒューマンが開発・販売している商品は実に3000品目にも及び、その幅広さには驚かされます。食品や飲料から始まり、寝具、サプリメント、家電製品、調理用品、化粧品、健康・美容関連商品、さらには衣類や家具、ジュエリーまで、生活に関わるほぼすべてのカテゴリーをカバーしているのです。

特に有名なのが、金粉をまぶした高級カステラ「黄金の哲学」で、グループ会社のEH製菓が手がける和菓子工房「江久庵」の看板商品となっています。このカステラは厳選された卵を使用し、独自の製法で焼き上げられており、その味わいは本格的なものだと評価する声も少なくありません。

商品の多くは大手メーカーや熟練の職人との共同開発によるもので、品質にはこだわりを持っているという主張が見て取れます。ただし、価格設定については一般的な販売価格と比べて割高であるという指摘もあり、この点は購入を検討する際の重要な判断材料になるでしょう。

デモインフォマーシャルという販売手法

エクセルヒューマンの最大の特徴は、「デモインフォマーシャル」と呼ばれる独自の販売手法にあります。これはデモンストレーションとコマーシャルを組み合わせた造語で、商品を実際に見て、触れて、体験できる機会を提供するという考え方に基づいています。

具体的には、プレハブ会場に足を運んだ顧客に対して、商品の実演や説明会を行い、その場で商品の良さを体感してもらうというスタイルです。インターネット通販が主流となった現代において、このような対面型の販売手法は逆に新鮮に映る部分もあるかもしれません。

会社側は、顧客が納得した上で購入できる仕組み作りに取り組んでいると説明しています。しかし、この販売手法に対しては賛否両論があり、後述するように「やばい」と表現される理由の一つにもなっているのです。

無料で商品がもらえる仕組みとその実態

  • 説明会で配布される無料商品
  • なぜ無料で配布するのか
  • 無料配布の裏にある販売戦略

説明会で配布される無料商品

エクセルヒューマンの会場を訪れた人々が驚くのが、説明会に参加するだけで無料で商品がもらえるという点です。カステラやパン、卵といった日常的に使える食品が配布されることが多く、これを目当てに通う高齢者も少なくないようです。

実際にネット上の口コミを見ると、「説明を聞いただけで無料でカステラをもらえた」という体験談が複数見られます。特に金粉をまぶした「黄金の哲学」というカステラが試供品として配布されることがあり、その味の良さが話題になっているのも事実です。

時間に余裕のある高齢者にとって、参加するだけで品物を受け取れるのであれば、通いたくなる気持ちも理解できます。ただし、この無料配布には企業側の明確な意図があることを認識しておく必要があるでしょう。

なぜ無料で配布するのか

企業が無料で商品を配布する理由は、まず顧客との接点を作り、信頼関係を築くことにあると考えられます。何度も足を運んでもらうことで、会社や商品に対する親近感を高め、最終的な購入につなげるという戦略なのでしょう。

また、実際に商品を試してもらうことで、その品質の良さを実感してもらうという目的もあるはずです。特にカステラのような食品は、一度食べてもらえればその美味しさを直接伝えられるため、試供品としての効果は高いと言えます。

さらに、無料配布によって会場に人を集めることで、活気ある雰囲気を作り出すという効果も見逃せません。多くの人が集まっている光景を見れば、「何か良いものがあるのかもしれない」という心理が働き、新たな顧客を引き寄せる可能性も高まるのです。

無料配布の裏にある販売戦略

無料配布は消費者にとって一見お得に見えますが、これは古典的なマーケティング手法の一つであることを理解しておくべきでしょう。何度も通ううちに会場のスタッフや他の参加者と顔なじみになり、商品を購入しないことに対する心理的な負担を感じるようになる可能性があります。

実際にネット上では、「通い続けているといつの間にか高価な商品を購入する話になっていた」という体験談も見られます。これは返報性の原理と呼ばれる心理効果で、無料でものをもらい続けると何か返さなければという気持ちが生まれやすくなるのです。

もちろん、すべての参加者が高額商品を購入するわけではありませんし、無料でもらえるものだけを目当てに通い続ける人もいるでしょう。しかし、この販売手法の背景にある心理的メカニズムを知っておくことは、賢い消費者として大切な知識だと言えます。

「やばい」と言われる理由と注意点

  • ポジティブな意味での「やばい」
  • ネガティブな意味での「やばい」
  • 消費者が注意すべきポイント

ポジティブな意味での「やばい」

エクセルヒューマンが「やばい」と表現される理由の一つは、純粋に無料で質の良い商品がもらえるという驚きからくるものです。実際に配布されるカステラやパンの味は本格的で、これを無料でもらえること自体が信じられないという好意的な意味で使われることもあります。

また、3000品目という膨大な商品ラインナップや、大手メーカーとの提携実績なども、ある意味で「やばい」ほどすごいと評価できる要素でしょう。商品の中には確かに優れた品質のものも含まれており、気に入って愛用している人がいることも事実なのです。

デモインフォマーシャルという体験型の販売手法自体も、従来の通販や店舗販売とは一線を画す斬新なアプローチと捉えることができます。商品を実際に試せる機会を提供するという点では、消費者にとってメリットがあると考える人もいるでしょう。

ネガティブな意味での「やばい」

一方で、エクセルヒューマンに対する否定的な意見も存在しており、これが「やばい」という表現につながっています。特に問題視されているのが、無料配布で顧客を集めた後、高額な商品の購入を勧めるという販売手法への懸念です。

ネット上では「催眠商法」という言葉も見られ、顧客が冷静な判断力を失った状態で高額商品を購入してしまうケースが報告されています。実際に、家族がエクセルヒューマンで何十万円もする商品を買ってきて困っているという相談も複数見つかりました。

また、取り扱っている商品の価格設定について懸念を示す声も少なくありません。品質は悪くないとしても、同等の商品をより安価で購入できる可能性があるという点は、消費者として知っておくべき重要な情報でしょう。

消費者が注意すべきポイント

エクセルヒューマンの会場を訪れる際には、まず自分が本当にその商品を必要としているのかを冷静に考えることが大切です。無料で何かをもらったからといって、必ずしも購入する義務はありませんし、その場の雰囲気に流されずに判断する勇気を持つべきでしょう。

もし高額な商品を購入してしまった場合でも、条件を満たせばクーリングオフ制度を利用できる可能性があります。契約書類を受領してから8日以内であれば契約を解除できる場合がありますので、後悔している場合は国民生活センターに相談することをおすすめします。

特に高齢の家族がエクセルヒューマンに通っている場合は、定期的にコミュニケーションを取り、不要な高額商品を購入していないか確認することが重要です。頭ごなしに否定するのではなく、一緒に商品の必要性や価格の妥当性について話し合う姿勢が、トラブルを未然に防ぐ鍵となるでしょう。

エクセルヒューマンについてのまとめ

エクセルヒューマンは半世紀以上の歴史を持つ製造小売業の企業であり、独自のデモインフォマーシャルという販売手法を展開しています。無料で商品を配布することで顧客との接点を作り、最終的には商品購入につなげるというビジネスモデルを採用しているのです。

この記事の要点を復習しましょう。

  1. エクセルヒューマンは1964年創業のEH株式会社が展開するブランドで、大手メーカーとも提携している
  2. 3000品目もの商品を取り扱い、プレハブ会場でデモインフォマーシャル形式の販売を行っている
  3. 説明会に参加するだけでカステラやパンなどの商品を無料でもらえることがある
  4. 無料配布は顧客との信頼関係構築と試供品体験を目的とした販売戦略の一環である
  5. 「やばい」という表現には、無料配布への驚きという好意的な意味と、販売手法への懸念という否定的な意味の両面がある
  6. 消費者は冷静な判断を心がけ、必要に応じてクーリングオフ制度の利用も検討すべきである

エクセルヒューマンの商品や販売手法をどう評価するかは、最終的には個人の判断に委ねられます。無料で良い商品がもらえるチャンスと捉えるか、高額商品購入のリスクがある場と捉えるか、この記事で得た知識をもとに、あなた自身が賢明な判断を下せることを願っています。

参考リンク

応援のシェアをお願いします!
  • URLをコピーしました!